株式投資(日本株)のお話

世界的なインフレ時代に


2026-04-15

株式投資は怖い。
手を出すべきではない。

若い頃はそう思っていました。

学生時代の受験時期に大学に行くとしたら何を専攻しようか、と、ろくに勉強するつもりもなかったのですが、悩みました。 そこで、なぜか「経済」というのは嘘の世界だと感じていたため、「経済学部ではなく経営学部にしよう・・」という軽い気持ちで受験しました。勉強ができたわけでもないのですが、結局、どちらでもない外国語大学に受かり、そこへ通うことになったのですが・・。

経済とは嘘の世界・・
なぜ、そう思うようになったのか、記憶を辿れば、過去に見た「ルパン三世 カリオストロの城(宮崎駿監督)」

この映画は全体的に面白かったのですが、そのスリルとロマンチックなストーリーはどうでもよくて、1分もない僅かなシーンでルパン三世が銭形警部に「ゴート札」という偽札のことを語ったのです。
かつて本物以上と称えられたゴート札・・

このセリフを聞いた当時、本物以上であるってことは本物の札と同じだと思ったわけです。

そもそも、アメリカで金本位制だった頃の通貨はゴールドの量に応じて発行されていたのですが、ニクソンショックだったかな?・・いつのころからか、今はそれに関係なく無限に通貨を発行しているわけです。
もともとゴールドと交換のための証明として発行していた札が中央銀行の特権で無限に発行できるなんて、とんでもないことです。

各国の中央銀行が発行する通貨は合法で、ゴート札は非合法、ただ、それだけの違いでカリオストロの城では本物の札に混ざって国営カジノまで出回るぐらいのゴート札が、かつての世界大恐慌の引き金となっていたという(ストーリーの中での)説です。

全く知識のなかった当時ですが、この説に対してシンプルに札が増えすぎたために札そのものの価値が下がりはじめて、最終的に価値を失ったと解釈してしまったわけです。

カリオストロの城を見た後、情勢次第では札など何の価値もない紙切れなるかもしれないと、その頃は理論ではなく本能的に感じ取っていたのだと思います。

一概には言えませんが、この世の全てのものは量が増えると価値が下がります。少なくなると価値は上がります。まさに今、世界中の国々が現金をバラまき、通貨が目減りしていて、特にコロナ移行、そのスピードは加速しています。

当方が株式投資を始めたのは2017年です。日本大手の地味な複数のセクターの銘柄を買い始めたのは、嘘の世界だと思っていたはずの経済状況が今後は変わっていくという情報(2015頃のこと、米中冷戦の激化と地政学リスクを予測して日本にサプライチェーンが戻ってくるなど、日本にとって経済的な追い風がくる、といった説得力のある衝撃的な本に巡り合えた、等々)によって嘘の中の誠を信じてしまったのがキッカケです。
その後、別の視点でインフレを確信したのはコロナ禍での通貨のバラまきです。

量が増える通貨は目減りする、つまり、通貨以外の全てのモノの価値が上がると脳ではなくハートで感じたのです。 その後、コロナ移行、一時期はゴールド、不動産、株(=物価)など通貨以外の全てが同じスピードで同じ度合いで上がっていったのは、単に通貨が目減りしただけのことです。

結局、2025年に日経平均は当時の数倍の上昇を見せました。
(今後、更に上がらざるを得ない途中では一時的な暴落が来るはすですが・・)

細かいことを言うと、1986年から始まった日本の好景気バブルですが、世界中の投資家が当時の日本に期待して日本株に投資していたわけです。しかし米国政府はそれを許しませんでした。当時の日本は高度成長期での急成長で2000年前後の中国のような勢いを見せていましたが、その後、したたかな米国政府による日本叩きで失速、約30年間のデフレに突中したわけです。 しかし、今の米国政府は中国叩きのために日本を利用し始めているのです。また別の視点で、時間が止まっていた30年間が長すぎた分、とんでもない飛躍を見せ始めています。押さえつけられているエネルギーは時間が長いほど、またエネルギーが大きいほど、とんでもない飛躍を見せます。
不思議ですが、経済は物理の法則に似ています。例えば、チャートを見ても上昇トレンドでは、その中を規則的に上下を繰り返し、抵抗線と支持線で暫く止まるといった大衆心理は物理の法則と同じように動きます。
また、市場は短期・長期を問わず、宇宙の法則のように一定のサイクル(参考:エリオット波動)が存在します。

結局のところ、結論は「世界的な通貨の目減り(特に円安)」と「日本にとっての経済的な追い風」が、今という同時期に重なってきているということです。

数名の経済評論家は「コロナをきっかけに世界的な財政出動が始まり、このような状況に入ると後戻りはできない」といった怖くなるような警告をしています。例えばトルコは以前からハイパーインフレに入っており、コロナ移行、更に通貨が目減りして株価指数がかつての50倍になっています。トルコのようなハイパーインフレに入ると経済的なコントロールは不可能ということです。
今のところ、日本もそれと同じ流れになりつつあります。信じられないかもしれませんが、日経平均も定期的な暴落は繰り返しながらも将来は今の10倍以上に上昇することも有り得ると言われています。
2025年に日経平均が5万を超えました。5万に10を掛けると50万?? 嘘のような予想です。
確かに物価は上がっていますが、当方はまだそこまでの実感はありません。しかし、長期保有として複数のお堅い企業の株を買い始めていたのはラッキーだったと実感しています。

長い目でみれば日経平均やTOPIXの上昇は始まったばかりです。1986~1991年の日本の好景気バブルを経験している年代の方々は信じられないと思いますが、PBRやPERの数値など様々な指標を見ても、今の日経平均上昇は前回のバブルとは全く違う上昇だということを10年以上前から予測を的中させてきた良心的なエコノミストやアナリストが指摘しています。
このようなプロの方々はお仕事なので難しいことを言ったりしますが、要は通貨が目減りするってことを心に刻み込むだけでも十分だと考えます。
特に好景気バブルとデフレの約30年間の両方を経験してきた年配の方々は一旦、記憶を捨ててバカになる必要があります。

10年ほどですが、株式投資を経験して思ったことは株式投資に深い知識は必要ない、ということです。
基本的な経済や金融、そして確率論(実はこれが最も大事だと考えている)は勉強する必要がありますが、深い知識はかえって邪魔になります。
つまり、木を見ず森を見る。
あとは少しの経験と精神力です。いずれ精神力も必要なくなります。デフレからインフレの時代へ移行することに確信が持てれば、あとは好機を待つ忍耐力だけです。
好機とは、定期的に訪れる一時的暴落(調整)です。
2026~27年は一度深い調整に入るかも知れません。
調整が来ずに日経平均が上がっていった場合は欲を出さずに財産を増やすことは諦める、それぐらい力が抜けていないと高値掴みをして一時的な含み損で損切りしてしまう可能性があります。

他人のお金を預かる大口(機関投資家など)は日々売り買いを続けなければなりませんが、個人投資家は日々の経済状況をチェックするだけです。そして、売り買いするのは1年の中でチャンスが来る2~3度、または1度で十分です。好機を逃さないための準備は必要ですが、本業を邪魔されることもありません。

製作時期は定かでありませんが、本格的な株式投資の話は別サイトで記述する予定です。
公開を開始すると同時に当サイトからリンクします。

タイトル

最初に経験した一時的マイナスの恐怖
デフレの約30年間は国内だけの通貨バブル
通貨を基準でしか金融を考えられない多くの日本人
今の株高は30~40年前のバブルとは違う理由
ゴールドの価値は明治時代から変わっていない
明治時代は1,000円で買えた家、現在の価格は?
間違った方向でも一時的にトレンドに乗る投機筋
やっぱり最初から仕手株には興味がない
一定の個人投資家を破産や自殺の追い込む仕手筋
学生時代に勉強しなかった人が投資に向く理由
妄信は禁物だがエリオット波動は恐るべし
26~27年に起きるかもしれない一時的暴落は厄介かも
暴落時の下限は予測できないので、どう買うか
円安=物価高は国策だと指摘するエコノミスト
働かざる者食うべからず、国にとって都合よい言葉
情勢に気づいて、微妙に商売替えしていく勇気と決断
2028年以降は月100万稼いでも並