2013年からの検索エンジン

世界的な検索順位の変動


2013-03-28

2012~2013年にかけて今まで以上に大きく「Google検索アルゴリズム」が改革されようとしています。
2012年までに内容の薄いサイトや過剰なリンク集サイトと関係を持つサイトの評価を変えました。そして2013年からグーグルは巧みな方法で有料リンクを売買するサイトを徐々に排除していくことが予想されます。 単純明快なサイト同士の相互リンクとは違い、解析が難しくても細かいアゴリズムのルールを設定していくのではないでしょうか。

Googleは2013年中頃に検索エンジンの精度を向上させるための高度なリンク解析アゴリズムを導入するとのことです。 同年後半は一時的に検索順位が乱高下するかもしれませんが、公的機関や信用のある企業を含めて多くの支持者を持つコミュニティサイト、優秀な小規模サイト、そしてユニークで人気のある個人ブログなどを公平に目立たせる高度なサーチエンジンを目標としているようです。
短期間に凄まじいエネルギーを注ぎ込みながらも冷静で長期的な戦略を練っているように感じます。

現在、検索順位を意識したSEO情報サイトの中には参考になるHPがあります。しかし、全てが良いサイトとはいえない状況です。同テーマで意見の違うサイトが多く不正確な情報を発信するサイトがあるのも確かです。 少しでもSEOという仕事に携わったことのある人がネットサーフィンをすれば分かることですが、2013年前半では検索順位を操作する多くのスパムサイトが検索上位を横行しています。
(米)Googleはこれを十分理解しているはずです。ただし、アルゴリズムの変更は慎重に進めないと恐ろしい事態を引き起こす可能性を常に抱えているのかもしれません。

Googleは今、グーグルボット(無数に用意された自動で働くWEB情報収集クローラ)のデータ収集だけでなく、スタッフの目で確かめた上で手動でスパムサイトに警告をしている状態です。しかし、世界中にある全てのサイトを監視することは不可能であり、将来的にはボットに多くの仕事を托そうと考えているようです。
ここ2~3年の評価プログラムとボットの頭脳は確実に向上しています。特に凄いと感じるのはSEOを意識したサイト製作者の心理を大まかに掴んでいる点です。 ルールとカラクリは単純かもしれませんが、そのルールの組合せが増えてくると手に負えません。 事実、googleが開発したアルゴリズムは広範囲で予想のできない事態を引き起こすことがあるのも確かです。 (複雑化したルールのために犠牲になる良心的なサイトが一部で見られますが、この事実をGoogleは認めており、試行錯誤を繰返して調整していくようです)

2012年の1年間で、検索順位を大きく変化させたGoogleのアルゴリズム改革スピードは今後、更に加速します。優秀なWEB制作企業リーダーは今後のリンク構築を考えるよりエンドユーザーに望まれるサイトを量産し続けるべきだと思います。

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検索エンジン最適化(SEO)