2012年までのSEO

リンクを中心とした検索アルゴリズム


2013-01-23

グーグルが最初に検索アルゴリズムを大きく変化させたのは2012年です。
元々、グーグルは「他のサイトからリンクを多く集めているホームページが良いサイト」というシンプルな考え方に従い、被リンクの多いサイトが検索順位で上位に表示されやすい傾向にありました。 その中でも質の良いサイトからの被リンクが多いほうが有利でした。
(※他の要因も数々ありましたがサイトの内容の善し悪しに関わらず被リンクの数が重要視されていたのです)

2012年以前、検索アルゴリズムのカラクリを知った多くの業者がリンクを集めるために有効な方法が利用されていました。それは相互リンクです。知り合いでもないホームページへお互いリンクし合いませんか?というメールを送り、承諾を得て互いにリンクし始めました。これにより互いに検索順位は上がり始めます。
そして、相互リンクを多方面から集めてドンドンと検索順位を上げていきました。
その後、2012年にグーグルは相互リンクの数が多いホームページにペナルティを与え、検索順位が大幅が変わることになりました。
(※相互リンクの数が少ない場合は問題ありません)

そもそも、良いサイトは自然とリンクが集まります。
そのため、グーグルは「本物のリンク」と「検索順位を操作するためのリンク」を見分けるために検索アルゴリズムに数多くのルールを組み込んでいきました。
しかし、リンクだけを頼りにしたアルゴリズムには落とし穴があります。
リンクというものはホームページを制作する側だけで存在する評価であり、検索エンジンを利用するユーザーには無関係だからです。
サイト制作者よりも検索サービスを利用するユーザーのほうが圧倒的に多く、ユーザーからの評価はリンク以上に必要なのは明らかです。
2013年以降はこの検索ユーザーの動向を計測して、その結果をアルゴリズムルールに組み込んでいく可能性があります。


2012~2013年からのSEO
2014年 更に加速するSEOの変化


検索エンジン最適化(SEO)